前立腺がん 第3回 PSA検査受けるべき?
3回目の記事です。ちなみに、次回、第4回で終了予定です。
続けて読んでくださっている方、もうしばらく、お付き合いください。
1回目の記事はこちら。
ojisan-chiebukuro.hatenablog.com
2回めの記事はこちらです。
ojisan-chiebukuro.hatenablog.com
よかったらお読みください。
さて、前回、おじ(70代、独身、お子さんいない)の
前立腺がんの、ロボット(ダビンチ)での手術に、
至る経過を書かせてもらいました。
その日、私は立ち会えなかったので、私の家族が、朝から付き添いました。
全身麻酔です。
取材時間は、当初、説明を受けていたより短くて
5時間弱でした。
手術は無事に成功しました。
摘出した患部を見せてもらったそうですが、
赤ちゃんの握りこぶしぐらいの大きさで、
きれいなピンク色をしていて、いわゆる顔つきが良かった、とのことでした。
全身麻酔ですから、おじ自身は、まったく記憶がなく、
気づいたら、病室のベッドの上だったそうです。
術後は、痛みも少しあり、尿もれもあり、だったそうですが、
それは説明を受けていたとおりでした。
年末年始をはさんだので、少し日数は掛かりましたが、
病院が始業したその日に医師の診察があり、
無事に退院することができました。
そして、後日、今回の手術についての詳しい説明がありました。
●無事にガンの部位を切除できたこと
●リンパ節などへの転移がなかったこと
●ただ、少し前立腺の膜の外にガンが
広がり掛けそうだったけれども、そこも切除できたこと
と順調に手術ができた説明がありました。
今後は、3ヶ月に一回、定期的にPSA検査を受けていく、
ということで、「どうぞご安心ください」とのことでした。
心配していた「尿もれ」も、やはりダビンチでの手術だったからか
想像していたより、軽く、おじいわく「日に日に改善していっている」そうです。
今で術後、一ヶ月が経ちますが、
術後の尿もれを「10」とすれば
「6」ぐらいには、改善されてきているようです。
(尿パッドを使用しています)
きょうも元気に、普段どおりの生活をしています。
いたって元気なおじ。
経過を聞きつつ、
まずは、ホッとしている、IRODORI出版ひとり編集部です。
さて、いよいよここで、本題に入るわけですが、
PSA検査の是非です。
おじの場合は、少しガンが前立腺から、広がりかけていたわけですから、
早期に切除できたので、PSA検査を受けて
よかったわけです。
しかし、ここで私は何気なく検索していた新聞記事を読んで、
PSA検査については、是非があるということを
知ったわけです。
そこで、当事者のそばにいた人間として、
体験を共有しておいたほうがいいなあと思い、
書かせてもらうことにしたのです。
また長文になりました。
次回、いよいよ核心の記事について書かせてもらい、
締めくくろうと思います。
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前立腺がん 第2回 PSA検査受けるべき?
前回、おじ(70代・独身・お子さんがいない)の
前立腺がんの手術、診察などの、付き添い経験をして
考えさせられていることを書かせてもらった、
IRODORI出版ひとり編集部です。
※なお、この記事を書いているのは、2020年2月現在です。
医療情報は日々アップデートされますので、最新の情報をご自身でも
ご確認されることをお勧めします。
思わせぶりな書き方をしてしまったので、
判断に迷われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
結論から申しますと、おじと話していて、
「受けてよかった」
という話です。
ただ、逆の考え方の方も当然おられるだろうと思われるので、
経緯を書かせてもらっています。
よかったら、1回目の記事をお読みください。
ojisan-chiebukuro.hatenablog.com
さて、前回の続きですが、かかりつけ医でのPSAの検査の結果、数値が高かったので、
大きな病院への紹介状を書いていただき、診察しました。
そして、「前立腺生検」というものを行っていただきました。
これは、前立腺に針を10か所程度刺し、
がんがあるかどうか検査をするというものです。
結果、「がんがある」というものでした。
ここで、大事なのは、がんが、どの段階、ステージにあるか、
ということですよね。
前立腺の場合、TNM分類という、非常に細かい段階に分かれています。
教えていただいた結果は、
T2Cだったと思います
(肝心なところですが、メモを紛失してしまい、記憶に頼って書いています)
T2Cというのは、
栗みたいな形の前立腺の「左右の両方に及ぶがん」
という意味です。
ほかの臓器には、がんが広がっていない、というのが、ありがたいところでした。
前立腺の評価には、さらに
グリーソンスコアというものがあります。
ややこしいですね。
あまりくわしく説明すると、ややこしいので、「がんの悪質性」と考えてください。
これが、おじの場合、「7」でした。
低リスク、中リスク、高リスクの分類でいうと、
ぎりぎり、中リスクに入ります。
そこで、事前におじと話し合っていたことが有効でした。
つまり、前立腺の場合、治療法として、いくつかあり、
中リスクの場合、外科手術により全摘出という方法があるのですが、
これが3種類あります。
くわしくは調べていただくとして、
私たちは、一番良い方法として、ロボット手術を選びました。
いわゆる、ダヴィンチというロボットを使った最新の手術ですね。
なぜ、これを選んだかといいますと、
細かい作業が、手の震えなく行え、がんの抑制効果も高く、傷も小さく
術後のデメリットも抑えられるからです。
術後のデメリットの大きいものは
・尿漏れ(ふとした拍子に少し漏れる)
・勃起障害
(徐々に回復するケースもあるが、完全に回復するのは難しい。個人差あり)
でした。
おじとは、この点についても話し合っていたのですが、
がんのことを考えると、「かまわない」ということでしたので、
ロボット手術を選択したわけです。
また、尿漏れについては、主治医の説明によると、
ダヴィンチの性能が良いので、尿漏れといっても、以前のようなひどい尿漏れは改善されていて、
少し漏れる程度。
しかもリハビリすれば、ある程度回復も可能とのことでした。
そうして、いざ、ロボット手術におじは臨んだのでした。
また長文になりました。
続きは次回に書かせてもらいます。
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「寅さん」シリーズ未視聴でも、「お帰り寅さん」は楽しめるか?
きのう、前立腺がんについて、第1回の記事を書いたにも関わらず、
間に別の記事をはさむことをお許しください。
というのも、天王寺のアポロシネマの映画上映の広告を見ていると、
いつの間にか、「男はつらいよ お帰り寅さん」の上映回数が
1日1回になっていたのです。
最初は、5回ぐらいやっていたのに、このままだと消えてしまうなと、
ならば、早くこの記事を書いておかないと、
と思ったわけです。
私の趣味の一つは映画鑑賞。
デザイナーとの打ち合わせ、各種書類の作成など、
起業準備の合間にも、時々は映画を見ています。
息抜きは、絶対に必要です。
なんといっても、真っ暗な空間で、スマホも遮断し、
その世界に没頭できるのが、いいんですよね。
(あまりの快適さに、ときどき、寝ちゃったりもしますが)
さて、寅さんです。
いつもは、邦画、洋画を問わず、何でも関心のあるものを見るのですが、
今回は迷いました。
「男はつらいよ」シリーズを見たことがないからです。
若いころは、まったく関心がなく、年配の方が見るものだ、
なんて勝手な偏見を持っていました。
ですが、どうにも、今回は、見たくなったのです。なぜか。
年齢的なものか。
渥美清さんが亡くなられたのに、どうやって制作されたのか。
なぜか、観たい! と思ったのです。
ある評論家の方が
「上映後、拍手が起こった」
と興奮気味に伝えておられたコメントも効きました。
ちなみに、今回の「寅さん」の内容は、
制作した松竹の説明によると、以下のようなものです。
長文ですが、引用します。
サラリーマンを辞めて、念願の小説家になった満男(吉岡秀隆)は、中学三年生の娘ユリ(桜田ひより)とマンションで二人暮らし。
最新作の評判は良く、出版社の担当編集・高野(池脇千鶴)からも次回作の執筆を薦められるが、いまいち乗り気になれないでいた。
亡くなった妻の七回忌の法要で、久々に葛飾の実家を訪れた満男。柴又帝釈天の参道にある、親戚が営んでいた草団子屋「くるまや」は新しくカフェに生まれ変わった。
その裏手にある昔のままの住居に、母・さくら(倍賞千恵子)と父・博(前田吟)が暮らしている。満男は 法事の後、両親や親戚、付き合いの長い近所の人々と昔話に花を咲かす。
それは、騒々しくて楽しかった伯父・寅次郎 (渥美清)との日々。あの寅さんへの想いが蘇る―。日本中を旅していて、破天荒で変わり者、でも、いつも優しく味方でいてくれた寅さん。
長い間彼に会えず、大人になった満男の心には大きな穴がぽっかりと空いていた。
書店で行われた満男のサイン会。その列に並ぶ人々の中に、かつて結婚の約束までした初恋の人・イズミ(後藤久美子)の姿があった。
彼女は現在、海外でUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の職員となり、夫と二人の子供と暮らしているが、仕事で来日中に偶然サイン会を知って訪れたのだった。
驚きながらも、再会を喜ぶ満男は「会わせたい人がいる」と小さなジャズ喫茶にイズミを連れていく。そこには、20年以上前に奄美大島で会った寅のかつての恋人・リリー(浅丘ルリ子)がいた…。
懐かしい人たちとの時間。語り合う、寅さんのこと。それは満男たちの心にあたたかい何かをもたらしていく。そして満男とイズミは、リリーから寅との思いがけない過去を聞かされ―
というものです。
池脇千鶴さんは、「ジョゼと虎と魚たち」での名演が記憶に残っています。
ぜひ、観たい、と思いました。
結果、大成功でした。
途中、涙が何度も流れました
(感動しいの私は、何を見ても流れるんですが・・・)
(少し、ある女優さんに、残念な演技もありましたが、まあ、細かいことは抜きにしましょう。)
もちろん、今まで「寅さん」を見た人は、より楽しめるでしょうし、
(実際、席の離れたおじさんは、寅さんが出るたびに、小さな声で、懐かしそうに笑っていました)
はじめての人でも、なにか懐かしい、温かい、
ああ、こんな優しさを忘れちゃったらだめだな、
「人情」
これが今の時代に少ないのかもしれないな。
なんて思いながら、夕焼けの中、帰路につきました。
以来、youtubeでは、「男はつらいよ」の主題歌を何度もループ再生していますし、
また昨年の紅白、ビートたけしが歌った「浅草キッド」の動画(他の番組でしょうね)
も聞き続けています。
基本、ロックが好きだった私ですが、
50歳を間近にして、内面に大きな変化が訪れているようです。
しみじみとしたものが好きになってきました。
新しい自分と出会っているのかもしれません。
以上、「男はつらいよ お帰り寅さん」は、シリーズ初めての人でも十分、楽しめる映画です。
上映回数が減っているので、ぜひ、まだ観てなくて、関心のある方は、
劇場にお運びください。
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ぜひ、貴方様の物語を聞かせてください。
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前立腺がん 第1回 PSA検査受けるべき?
最近、おじ(70代・独身・子どもがいない)の前立腺がんのことで、
通院付添をしている、IRODORI出版ひとり編集部です。
医療については、日々、技術が進歩していることもあり、
知識の更新が欠かせません。
かといって、当事者でないと、なかなか勉強する機会もないわけで、
難しいところですね。
今回、当事者のそばにいて、
いろいろ考えさせられることがありました。
団塊ジュニア世代の男性としては、
将来の自分自身のことでもあり、
また、父にも親戚にも関係することでもあり、
共有させてもらったほうがいいなあ、と思い、ブログに書かせてもらいます。
前提として、まず、前立腺がんについて。
そもそも、前立腺は、男性のみにある臓器で
膀胱の下にあって、尿道の周りを囲むような
クリのような形をしています。
かなり進行の襲いがんで、早期発見で治癒することが可能です(安心感)
気になるのは、「早期」に、どんな自覚症状があるかですよね。
・尿が出にくい
・おしっこに行く回数が増える。いわゆる頻尿ですね。
なんですが、年数を重ねれば、これは、誰しもあることなんで、
あまり自覚症状とは言えませんよね。
そこで、医療施設での検査、ということになるんですが、
おじも、これが決め手でした。
PSA検査。
最近、何でもアルファベットの略が多くて、
?となりますよね。
PSAとは、漢字が続きますが、前立腺特異抗原(ぜんりつせんとくいこうげん)のこと。
???
英語では、 prostate specific antigen
???
かんたんにいうと、前立腺から分泌される物質のことです。
このPSA検査、血液検査でできる検査なのですが、
前立腺に炎症やがんができると、
組織が壊れて、PSAの値が増えるんです。
だと正常なんですが、
4~10ナノグラムだと25~40%の割合でがんが
見つかるそうです。
そして、100ナノグラムを超えるとがんの疑いが強くなり、
転移の可能性も出てくるわけです。
おじは、定期的に受けている血液検査で、
医師から、「年齢的にもPSA検査も受けておきましょう」と勧められ
結果、「がんの可能性あり」と告げられたのでした。
このときは、同行していなかったので、
はっきりとした数値は私は知りません。
おじもアバウトな性格で、メモしていませんでした。
そして、大きい病院を紹介され、そこで精密検査を受けることになり、
ここから、私も関わるようになったのです。
ただ、このPSA検査。
果たして受けるべきかどうかについては、
異論もあるというのを、後で知り、
なるほどなあ、と思ったわけです。
中途半端な終わり方ですが、
あまり長文になると、読む方もしんどいと思いますので、
続きについては、また次回に書かせてもらいます。
なお、あくまで2020年1月現在の情報ですので、
医療の進歩は、それこそ日進月歩ですから、
つねにご自身もアンテナを立てて、ご自身でも調べられることをおすすめ致します。
(ちなみにモデルの方は素材から写真をお借りしている方です。お名前はこちらで付けた仮名、見出しもサンプルですので、誤解のありませんように)
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