「子どもを本好きに育てたい」 第4回 隠れた名作「カニ ツンツン」(福音館書店 傑作集)
日差しがかなり強くなってきましたね。
もうすぐお花見シーズンですね^_^
さて、
「子どもを本好きに育てたい」シリーズの4回目です。
さて、子どもに本に親しんでもらうという意味では、
文字というより、絵に興味を持ってもらう、
というのが、とても大事な要素だと思います。
そういう意味では、
幼いときは、まずは文字数は少なく、
絵がおもしろい、
というのが基本だなあと思います。
きょうご紹介する本は、
大人からすれば、「どうして子どもが、こんなに喜ぶのかなあ」
という感じなのですが、
読み聞かせると、必ず笑ってくれるんです。
絵のタッチとか、
言葉のリズムとか
おそらく絶妙なんでしょうね。
「こどものとも」の傑作集の一冊です。
うちの末っ子なんて、大受けでした。
大人はよくわからないんですが、
声に出して読んでると、なんだか不思議なリズムに
心地よかったのは確かです。
調べると、
著者の金関 寿夫さんは、。神戸大学教授、駒澤大学教授などを歴任された方で
世界の民族の言葉を研究された方です。
出版社の紹介文によると、
種々な民族の言葉と、ご自分の創作の言葉を
コラージュふうに並べた形でできた日本語を超えたことばあそびに、
楽しい色彩が踊る、ユニークな絵本です。
4年前に月刊絵本「こどものとも」の一冊として刊行された時に、
「わけのわからない」という大人たちの戸惑いを尻目に、
子どもたちに爆発的に受け入れられました。
子どもたちはことばの多彩な響きを楽しみとなえ、
笑いながら、ころげながら、この絵本を自分たちの宝物にしていったのです。
まさに私の感想そのままですね(^^)
価格:972円 |
しかも、おもしろいのは、このイラストは、カニを象徴したものではないんです。
なのに、カニツンツン。
ますます摩訶不思議。
また、絵を書かれたのは、元永 定正さんで、
絵本作家でありながら、前衛美術作家として国内外で高い評価を得て、
芸術文化振興協会賞、日本芸術大賞など多数の受賞歴があるそうです。
意外に知られていない名作、「かに つんつん」。ぜひお試しください。
以上、子どもを本好きに育てたい、シリーズの4回目でした~。
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