「LGBTQ」のQとは?
最近、新聞を読んでいると、
「LGBTQ」という言葉が、よく出てくるようになりました。
わたしは、「ああ、やっぱりだんだんQも入れるようになってきたんだなあ」
と喜んでいます。
「LGBT」は、かなり浸透してきましたよね。
性の多様性を表す言葉で、
Lはレズビアン(女性同性愛者)
Gはゲイ(男性同性愛者)
Bはバイセクシュアル(両性愛者 カズレイザーさんがご自身で、公表されていますね)
Tはトランスジェンダー(心と身体の性が一致していない方。諸説あるようです)
です。
(もし、認識が間違っていたら、すいません)
では、「Q」とは、何に当たるのか。
私が、この「Q」という言葉と出会ったのは、
とある大阪府の府立高校で
「高校生居場所カフェ」のスタッフをしていた時でした。
(この高校生居場所カフェについては、またいずれ、
書かせてもらいたいと思います。)
ある日、保健室の前を通ると、掲示板に、「LGBTQ」と書かれてあり、
なんだろう、と思って読んでみると、
性には、多様性があって、
Qというのは、まだ自分の性が、どちらかわからない状態
とくに、思春期の生徒には、このQの段階が多い。
と書かれてあり、
さらに、びっくりしたのは、性はグラディエーションと書かれてあり、
左端が男性
右端が女性で、
そのあいだの色がグラディエーションになっていて
「あなたはどの度合い?」的に表現していたことでした。
ああ、学校でもついに、こういうことをきちんと打ち出しているんだ、
と感激し、教育の必要性を大いに感じたものでした。
※Qとは、クエスチョニング
(Questioning、セクシャリティを決めかねているというアイデンティティをもつ人)
実際、カフェには
(昼休みと放課後に空き教室でOPEN。家でもクラスでもない、
ゆったりできる居場所)、
Qと思われる子がけっこう来てくれて、
くつろいでくれていました。
(もちろん、はっきりと自覚したトランスジェンダーの子も来てくれて
家庭の問題や就職のしづらさなど、いろいろ悩みを聞かせてもらいました)
たしかに、レズの人もゲイの人も
本を読んだり講演を聞いたりすると、青年期までは、
自分の性にはっきりと自覚がなくて、
さまざまな経験の中で、性を認識していく、ということが多いようですね。
ひるがえって、我が家の息子たち4人。
4人もいるのですから、LGBTQの当事者であっても、全然ふしぎではありません。
「虹」を大切にした母の教えを受け継いでいる私としては、
ここは親の背中の見せ所です。
(以下の記事をよかったら読んでみてください。
虹はLGBTのシンボルカラーでもありますもんね)
ojisan-chiebukuro.hatenablog.com
息子たちの性の多様性も、我が事としてとらえて、
「お前らがどういうタイプでも、
お父ちゃんもお母ちゃんも全然OKやで」
と伝えてあります。
(言葉ではかんたんですが、実際にその告白を受けた際には、
どういう反応になるのか、その時こそ、親の覚悟の示しどころですよね)
いずれにせよ、金子みすゞの詩のように
「みんなちがって みんないい」
あらためて、いい言葉です。
最近の記事を見て、こんなことを考えました。
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