前立腺がん 第2回 PSA検査受けるべき?
前回、おじ(70代・独身・お子さんがいない)の
前立腺がんの手術、診察などの、付き添い経験をして
考えさせられていることを書かせてもらった、
IRODORI出版ひとり編集部です。
※なお、この記事を書いているのは、2020年2月現在です。
医療情報は日々アップデートされますので、最新の情報をご自身でも
ご確認されることをお勧めします。
思わせぶりな書き方をしてしまったので、
判断に迷われる方もいらっしゃるかもしれませんが、
結論から申しますと、おじと話していて、
「受けてよかった」
という話です。
ただ、逆の考え方の方も当然おられるだろうと思われるので、
経緯を書かせてもらっています。
よかったら、1回目の記事をお読みください。
ojisan-chiebukuro.hatenablog.com
さて、前回の続きですが、かかりつけ医でのPSAの検査の結果、数値が高かったので、
大きな病院への紹介状を書いていただき、診察しました。
そして、「前立腺生検」というものを行っていただきました。
これは、前立腺に針を10か所程度刺し、
がんがあるかどうか検査をするというものです。
結果、「がんがある」というものでした。
ここで、大事なのは、がんが、どの段階、ステージにあるか、
ということですよね。
前立腺の場合、TNM分類という、非常に細かい段階に分かれています。
教えていただいた結果は、
T2Cだったと思います
(肝心なところですが、メモを紛失してしまい、記憶に頼って書いています)
T2Cというのは、
栗みたいな形の前立腺の「左右の両方に及ぶがん」
という意味です。
ほかの臓器には、がんが広がっていない、というのが、ありがたいところでした。
前立腺の評価には、さらに
グリーソンスコアというものがあります。
ややこしいですね。
あまりくわしく説明すると、ややこしいので、「がんの悪質性」と考えてください。
これが、おじの場合、「7」でした。
低リスク、中リスク、高リスクの分類でいうと、
ぎりぎり、中リスクに入ります。
そこで、事前におじと話し合っていたことが有効でした。
つまり、前立腺の場合、治療法として、いくつかあり、
中リスクの場合、外科手術により全摘出という方法があるのですが、
これが3種類あります。
くわしくは調べていただくとして、
私たちは、一番良い方法として、ロボット手術を選びました。
いわゆる、ダヴィンチというロボットを使った最新の手術ですね。
なぜ、これを選んだかといいますと、
細かい作業が、手の震えなく行え、がんの抑制効果も高く、傷も小さく
術後のデメリットも抑えられるからです。
術後のデメリットの大きいものは
・尿漏れ(ふとした拍子に少し漏れる)
・勃起障害
(徐々に回復するケースもあるが、完全に回復するのは難しい。個人差あり)
でした。
おじとは、この点についても話し合っていたのですが、
がんのことを考えると、「かまわない」ということでしたので、
ロボット手術を選択したわけです。
また、尿漏れについては、主治医の説明によると、
ダヴィンチの性能が良いので、尿漏れといっても、以前のようなひどい尿漏れは改善されていて、
少し漏れる程度。
しかもリハビリすれば、ある程度回復も可能とのことでした。
そうして、いざ、ロボット手術におじは臨んだのでした。
また長文になりました。
続きは次回に書かせてもらいます。
※くわしい前立腺がんのことについてお知りになりたい方は、
国立がん研究センターのサイトをご覧になってください。
10万円台でプロが作る自分史が可能です。
大阪で「話して作る自分史」を制作する IRODORI出版
irodori.jimdosite.com
(関西限定)