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『寅さん』は、なぜ50回も続いたのか。このセリフに凝縮されているのでは?

寅さんの映画について、少し追加で書かせてもらいます。



前回の記事はこちら。



ojisan-chiebukuro.hatenablog.com




というのも、先日、福祉関係の仕事をしている友人と会ったときに

映画「男はつらいよ お帰り寅さん」

の話をしたのです。



そこで、どこに感動したのか、と問われたので、

映画の一場面について話すと、

「いつも俺が、相談の仕事で困っているのも、そこやねん。ぜひ、それを書いてメールで送って」

と頼まれたのです。



ああ、そんなふうに共感してもらえることだったのなら、

記事に書いてもいいなあ、と思い、

ここでも書かせてもらいます。



今回の映画『男はつらいよ お帰り寅さん』では、登場人物が時々、寅さんのことを思い出し、

過去の寅さん映画の一場面が登場します。





私が最も感激したシーンは、

ネットで調べた感じでは、おそらく

「第43作 男はつらいよ 寅次郎の休日」からの一場面だと思います。



(あくまで思い出しながら書いているので、セリフは正確ではないかもしれません)



寝台列車で、夏木マリが演じる、クラブのホステス礼子と、

寅さんが向かい合って飲んでいるシーンです。



礼子が、惚れきって、信じていた夫に浮気され、

傷ついた胸の内を、お酒を飲みながら切々と訴えます。



「ごめんね、寅さん、こんなこと愚痴っちゃって。

 何も関係ない寅さんに、こんなこと言ったって分からないわよね」



というような言葉をぽつりと言います。



寅さんは、そこで、真剣な顔で礼子に向き合い、

「いいえ、あなたの気持ちは、よーく分かりますよ」

と言ったのです。



そして、一瞬の間。



alt="寅さん 渥美清 自分史 大阪 関西 格安"




私は、「あっ、まずいこと言っちゃったな」と思ったんです。



福祉の仕事の経験もある私は、

これまで、こういう場面で、何度も失敗しています。



「あなたの気持ちは分かりますよ」



と安易に言ってしまって、2回ほど、

「何も知らないあなたが、何で自分の気持ちがわかるなんて言うんだ」

と怒られたり、呆れられたことがあるのです。




alt="自分史 自費出版 大阪 堺"



「かんたんに分かっているという言葉を言ってはいけない

そう反省させられた経験があります。



こりゃあ、寅さんも怒られるな、と

思ったのです。



ところが、映画の展開は違いました。

寅さんは、こう言ったのです。






「わかりますよ。あなたが自分のつらい気持ちを、

 誰かに伝えたい、聞いてほしいっていう気持ちは、私もようく、わかります」



真っ直ぐな視線で、礼子にそう言ったのです。



寅さん自身のこれまで経験してきた苦労、

誰にも言えないつらさ、

安易さが微塵も感じられない真剣な目は

情に満ちていて、まったく嘘のないものでした。



ああ、こんなセリフが言えるから

寅さんは毎作のマドンナに惚れられ、また、観客にも愛され、

50作も映画が続いたんだなあ、と

思わせられる、渥美清さんの圧巻の顔でした。



alt="出版 自分史 大阪 堺"




話を戻しますが、福祉の現場で働いている彼は、

たいへんな苦労を経験し、

また、今はたいへんな苦労をしている人を支援する仕事をしています。



当事者の気持ちは絶対に分からない

それは自分が一番よくわかっている

だから、安易なことは言いたくない。

だけど、「誰のことも分からない」と突き放すのも、冷たい

いったいどうしたら、



と考えていたようです。



この映画のことを話すと、

「あ、それは嘘がない。俺が探してたのは、その言葉やったんや」

と言ってくれました。



「今、お酒入っているから、絶対忘れる。

 だからメールでそれ書いて、送って」

と頼まれたわけです。



かといって、この言葉をそのまま、

言ったとしても、まったく意味がないわけです。



いかに、嘘のない言葉で、本当の気持ちで

話を聞き、話をすることができるか。



何も言わない、が正解なのかもしれません。

そもそも正解など、ないのでしょうね。








しかも1回目の記事で書いた「浅草キッド」の歌は、彼も大好きで、

いつもカラオケで歌っているとのこと。



でも、

「いつ歌っても誰も反応ないねん。いい歌やのに」

と寂しがっていました。



私も彼と何度かカラオケに言ってましたが、

聞いた覚えがない・・・。



つまり無反応組の一人だったようです・・・。



これからは、いっしょに唄いたいと思います。



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写真は素材集からお借りしていますことを、ご理解ください。



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